最大風速と最大瞬間風速-天気予報での風速の種類

猛烈に発達した低気圧や台風が接近すると、テレビのニュースや天気予報が俄然騒がしくなります。その中で風に関してよく聞かれるコメントが今後予想される最大風速は20ワ盲から25%の見込みですとか先准○○で37. 2%の最大瞬間風速を観測しましたといった類のものです。 

よく開いてみると、大体予想の時には最大風速という言い方で風速は小さめ、観測値になると最大瞬間風速という言い方で予想よりも大きな数字が報道されます。これは、 1つには老犬瞬間風速というのは予想が難しいことと、一瞬の風でも危険なこと、もう1つはマスコミらしい理由なんですが、黄大風速よりも最大瞬間風速の方が必ず数値が大きくなるので、視聴者にアピールしやすいという事情もあります。 

風は、息をするように強くなったり弱くなったり刻々と変化します。しかし、天気を予想するためには瞬間的な億よりももっと長いレンジでの風のトレンドが必要ですので、吹いたり止んだりする風を平均化して流れをとらえなければなりません。このため、風速というのは10分間風を観測し続けた結果を平均して1秒あたりの値で表すことになっています。こうして観測された10分間の平均風速の中で最大のものが最大風速です。したがって、その10分間には当然平均よりも強い風、あるいは弱い風が含まれています。 

風速の瞬間的な値は瞬間風速と呼ばれ、その中で貴大のものが最大瞬間風速です。風は秒速で表されますが、現在気象庁で使われている風速計は0. 25秒間隔で風を測ることができるので、瞬間風速の瞬間というのは0. 25秒ということになります。そんなわけで最大瞬間風速は必ず最大風連より大きな値となり、その差は1. 5倍から2倍にもなります。 
ウインドサーフィン瞬間風速
特に台風や低気圧が接近して大気の状態が不安定なときには、瞬間風速と平均風速の開きが大きくなります。ちなみに最大風速の世界記録は1934年にアメl)カのニューハンプシャーで観測された84. 0%で、この時の貴大瞬間風速は103. 2%で、これも世界記録です。ただ、1997年12月にグアム島で105. 5%という最大瞬間風速が観測され、もし正式な観測結果であるならば、これが記録ということになります。また、風向も同じように10分間の平均で表されますので、風向も瞬間値と平均値では一致するとは限りません。

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-風と波をつかむ方法