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フェーン現象と風-山越えの強風が吹くわけ

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アルプス山脈の北、チロル地方の村では春になると火気取り扱い厳禁、煙草もだめという通達の出ることがあります。その理由は、カラカラに乾いた強風フェーンが吹くためです。 

ヨーロッパでは、冬の問低気圧が地中海を通過しアルプス山脈を北から南へ吹き越える風が吹きます。ところが春になると、低気圧がアルプス山脈の北側を通るようになり、風は冬とは反対にアルプス山脈を南側から北側へ吹き越えるようになります。

この風は地中海から吹いてくるため湿っています。湿った風が山昇りをすると、冷えて雲ができます。雲ができるときは熟が出るので、山を昇りきった空気は冷たくなることはなるのですが、標高に応じた冷え方よりは少し暖かくなります。この風が今度は山を越えて吹き下りてくると、標高が下がるにつれて次第に暖かくなりますが、今度は雲の影響がないために山昇りのときに出した熱をそのまま持って下りてくるので、温度が地中海にいたときの元の温度よりも高くなり、しかも山の反対側で雲を作って水蒸気を出し切っでしまうので非常に乾燥しています。

その上急斜面を転がり落ちてくるので風も強くなります。その結果、チロルの村では高温、乾燥の強風フェーンが吹き、火事が起きやすくなり、冬の間に積もった雪も一気に解けてしまいます。 北米大陸のロッキー山脈でも同じような風が吹きます。こちらはシヌックと呼ばれていますが、原理はフェーンと同じで、20%もの強風とともにあっと言う間に何十センチも積もった雪を解かしてしまうことから地元では雪喰いさんというニックネームで呼ばれているそうです。 
ウインドサーフィン、フェーン現象
日本でも、太平洋から吹いてくる南風が山を越えて北陸地方に吹き下りる時などに、同じような現象が起きます。これがフェーン現象で、この現象が起こると風が強く吹き、大変空気が乾燥して気温も高くなります。1933年7月には東北地方の奥羽山脈を吹き越えた風によってフェーン現象が起き、山形で日本の最高気温の記録となる40. 8℃を観測しました。大規模なフェーン現象が起きるためには、高い山を吹き越すような強い風が元々吹いていなければなりませんから、天気予報でフェーン現象が起きますという解説を聞いたら、山の風上側ではオンショア、山の風下側ではオフショアが強くなると見て間違いありません。

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-風と波をつかむ方法

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